大会概要
OVERVIEW

大会長挨拶

 2017年5月10日 (水)から12日(金)の3日間にわたり、北海道立道民活動センターかでる2・7において「ナノ学会第15回大会」を開催する運びとなりました。
 「ナノ学会」は2002年に、日本のナノサイエンスおよびナノテクノロジーの総合学会を目指して、「超微粒子とクラスター懇談会」(1997年設立)を改組・発展する形で発足致しました。本学会の使命は、基礎から応用にわたるナノサイエンスおよびナノテクノロジーに関わる産学官の研究者が、従来の学会の枠を超えて分野横断的に情報・意見交換を行うことによって我が国におけるナノテクノロジー分野の学術基盤を確立し、新産業技術を創出することにあります。これまでに歴代会長(仁科雄一朗、茅幸二、川添良幸、曽根純一)のもとで学会としての基盤が整備され、2016年からは新体制(会長:佃達哉;副会長:寺嵜亨、寺西利治、樋口秀男)のもと、さらなる発展に向けた学会活動を繰り広げております。ナノ学会は、「ナノ構造・物性」、「ナノ機能・応用」、「ナノバイオ・メディシン」の3つの部会で構成されており、シンポジウムなどの企画を通して専門的な知識の習得や情報の交換のための場を会員に提供しています。
 ナノ領域のサイエンスは、日々進化し続けています。物性、機能、材料、そして生体システムに至るまで、ナノの機能革新がマクロな現象全体を革新する事例が次々と見出されています。本大会では、「エナジェティック・ナノサイエンス」をテーマに、物理・化学・バイオ分野の最先端の研究を議論することにより、今後のナノサイエンス・ナノテクノロジー分野の学術基盤の発展と新産業技術の創出に向けて寄与していきたいと考えています。
 基調講演は、光エネルギーの変換貯蔵に関する研究で著名な堂免一成先生(東京大学)に加えて、光圧ナノ物質操作で既存の概念を塗り替える研究を先導されている石原一先生(大阪府立大学)、また革新的分子機能を次々と創出されている君塚信夫先生(九州大学)にお願いしました。また、ナノ分野の第一線でご活躍の国内外の先生方に招待講演をお願いし、ナノ物質、ナノ計測、ナノバイオ等に関する最先端のお話をしていただく予定です。
 参加者のみなさまの今後の「ナノ」に関連する研究の発展や共同研究の契機となりますよう、実行委員一同鋭意準備をすすめていく所存です。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

ナノ学会第15回大会実行委員長
村越 敬(北海道大学大学院理学研究院 教授)

第15回大会実行委員会

委員長 村越 敬(北海道大学大学院理学研究院)
副委員長 米澤 徹(北海道大学大学院工学研究科)
委員 武次 徹也(北海道大学大学院理学研究院)
小林 正人(北海道大学大学院理学研究院)
加藤 昌子(北海道大学大学院理学研究院)
小林 厚志(北海道大学大学院理学研究院)
吉田 将己(北海道大学大学院理学研究院)
長谷川靖哉(北海道大学大学院工学研究科)
中西 貴之(北海道大学大学院工学研究科)
石田 洋平(北海道大学大学院工学研究科)
小西 克明(北海道大学大学院地球環境科学研究院)
八木 一三(北海道大学大学院地球環境科学研究院)
七分 勇勝(北海道大学大学院地球環境科学研究院)
加藤  優(北海道大学大学院地球環境科学研究院)
居城 邦治(北海道大学電子科学研究所)
カートハウス・オラフ(千歳科学技術大学総合光科学部バイオ・マテリアル学科)
雲林院 宏(北海道大学電子科学研究所)
猪瀬 朋子(北海道大学電子科学研究所)
高瀬  舞(室蘭工業大学工学部材料物性工学科)
保田  諭(北海道大学大学院理学研究院)
南本 大穂(北海道大学大学院理学研究院)
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