大会概要
OVERVIEW

大会長挨拶

 平成26年(2014年)5月22日(木)から24日(土)の3日間にわたり、京都大学宇治キャンパスおうばくプラザにおいて、「ナノ学会第12回大会」を開催する運びとなりました。

 「ナノ学会」は平成14年に、日本のナノサイエンスおよびナノテクノロジーの総合学会を目指して、「超微粒子とクラスター懇談会」(平成9年設立)を改組・発展する形で発足致しました。平成15年にナノ学会創立大会が神戸で開催されて以来、日本各地で開催されてきた「ナノ学会大会」では、毎回約400名程度の方々にご参加いただいております。 本学会も設立から早10年を経過し、学際性の高い学会としての地位を確立しつつあります。ナノ構造・機能・物性からナノバイオ・メディシンにわたる会員層の充実は、「超微粒子とクラスター懇談会」が設立された当時に比べると大きく変貌を遂げています。

 10年前に比べ、ナノスケール物質の質や量、ナノ計測法などは特段の進化を続けており、それに従い「ナノ」に関わるサイエンスは深みを増していることを強く感じます。本大会では、「深化するナノサイエンス」をテーマに、物理・化学・バイオ分野の最先端の研究を議論することにより、今後のナノサイエンス・ナノテクノロジー分野の学術基盤の発展と新産業技術の創出に向けて寄与していきたいと考えています。

 基調講演は、様々な特異機能をもつ多孔性金属錯体で著名な北川進先生(京都大学)および世界最高性能の永久磁石であるNd2Fe14Bの生みの親である佐川眞人博士(インターメタリックス株式会社)にお願いしています。また、ナノ分野の第一線でご活躍の先生方に招待講演をお願いし、ナノ物質、ナノ計測、ナノバイオ等に関する最先端のお話をしていただく予定です。

 参加者のみなさまの今後の「ナノ」に関連する研究の発展や共同研究の契機となりますよう、実行委員一同鋭意準備をすすめていく所存です。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

ナノ学会第12回大会実行委員長
寺西 利治(京都大学化学研究所 教授)

第12回大会実行委員会

委員長 寺西 利治(京都大学化学研究所)
副委員長 小野 輝男(京都大学化学研究所)
委員 小林 浩和(京都大学大学院理学研究科)
坂本 雅典(京都大学化学研究所)
佐藤 良太(京都大学化学研究所)
森山 貴広(京都大学化学研究所)
KIM Kab-Jin(京都大学化学研究所)
Homeへ戻る    Page Top